超高性能グローブボックス
1 装置の機能
グローブボックスという言葉は、初めて聞かれる方も少なくないだろう。グローブとは手袋のことであり、
ボックスとは箱のことである。つまり、グローブボックスというのは手袋のついた箱のことである。
では何故、手袋のついた箱が必要なのかということである。それは、
箱の中にあるものを直接手で触れずに作業したいから、グローブボックスという形状が誕生したのである。
例えば身近なところでは保育器がそうである。未熟児で生まれた赤ちゃんは免疫力が不足していて、
ちょっとした細菌でも感染してしまうおそれがあるので、
消毒した看護師の手すら直接触れることを避けねばならない場合がある。
また、研究などの場合には毒性が強く飛散しやすい化学物質を扱う場合には、
単なるドラフト内の作業では危険すぎる。ドラフトの気流で研究者がある程度安全確保できたとしても、
ドラフトから排出する空気は環境汚染に繋がるおそれがある。
従ってこのような場合にも、グローブボックスという機能はとても便利である。
例えば完全密閉型のグローブボックスの場合には、ボックス内を窒素やアルゴンなどの不活性ガスで充満し、
ボックス内で取り扱う物質を酸素から完全に遮断することができるので、物質の酸化反応も防止できる。
また、金属ナトリウムや金属リチウムのように、微量の水分でも反応してしまう物質の場合には、
グローブボックス内に持ち込むさまざまな機器及び器具類に到るまで完全除湿しなければならないが、
実際上は不可能に近い。
そこで登場するのが極超低露点・有機溶媒フリー型の超高性能グローブボックスである。このグローブボックスは、
露点が-100℃以下で有機溶媒も極微量に抑えることのできる特殊なグローブボックスで、
精密実験には不可欠の装置である。
通常の大気は冬場で8000ppm、夏場で15000ppm程度の湿気を含んでいるが、
この超高性能グローブボックス内は露点が-75℃で1ppmの湿気しかなく、
露点が-100℃以下ともなるとほとんど測定限界に近い極微量の世界である。
このようなグローブボックスは設計製作も半端ではなく、
運用開始してすぐにこのようなハイレベルに到達するわけではないが、
ご希望があれば設計製作も承ります。
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NO. |
項目 |
内容 |
備考 |
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1 |
グローブボックス本体外径寸法 |
1800W × 900D ×900H |
これは目安であり、必ずしもこれに拘るものではありません |
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2 |
グローブ数量 |
お客様のご希望により決定 |
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1~3組程度 |
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3 |
サイドボックス |
お客様のご希望により決定 |
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片側或いは両側 |
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4 |
本体材質 |
お客様のご希望により決定 |
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指定外内面SUS304#400仕上 |
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5 |
窓部材室 |
ガラス板 |
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6 |
自動内圧制御 |
標準付属品 |
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7 |
ガス循環生成装置 |
標準付属品 |
自動脱着制御 |
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8 |
電源 |
AC200V三相 |
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9 |
容量 |
グローブボックス仕様により異なるため、その都度積算します |
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