思想・哲学

今朝の日本経済新聞では大横綱双葉山生誕100周年に因んだ記事が掲載されていた。双葉山の偉大なる業績については今更説明は要すまいが、彼の目指した相撲道の高みは私たち現代人に「人間かくあるべき」と見事なお手本を示してくれたものと受け止めている。私も小さな会社を切り盛りしているが、課せられた使命を全うすべく邁進したいと改めて決意した次第である。

さくらさく酒販の社長様のお話を伺う機会を得た。焼酎をお湯や水で割ると桜色に変化することから命名したとのこと。そのからくりはアルコール濃度の状態変化によるものとか。現在、全国にたくさんの愛飲家がいるとのことであるが、ここに至るまでには様々な試行錯誤を繰り返したに違いない。私が感心したのは色が変化する焼酎よりも社長様の思考方法である。実に柔軟思考の持ち主なので、いろいろ教えてもらうことが楽しみである。

私は今回の東日本大震災は、因縁果報という観点から次のように整理している。すなわち大地震は「因」であり発生場所が海底であることも「因」の一つであり、これらはいずれも自然の営みであること。大地震の震源地が海底であったことにより大津波が発生したが、大津波が襲来到達する範囲に多くの人が住んでいたこと「縁」がおびただしい犠牲者「果」を出し、その「報」いとして大きな悲しみが生まれた、と。従って、このような惨事を何度も繰り返さないようにするには「因」あるいは「縁」を断ち切ることがもっとも肝要であるが、「因」である自然の営みは御しがたいので「縁」である人間が生活する場所を高所に移転するか、津波が襲来しても呑み込まれないように垂直移転するかいろいろな対策を講ずることが必要となる。この場合、「因」と「縁」とは逆にして考えても同じことである。今回のような大地震は平安時代にもあったとのこと、さらにチリ津波も経験しているので私たちは歴史に学ぶとともに政府も想定外などと片付けないで適切な防災対策を講じなければならない。今回、東海地震の発生確率が4年以内に70%という予測結果が発表されたので、私たちも日頃から防災訓練を徹底したり非常持ち出しや食料準備など臨戦体制確立が急がれる。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ではなく「備えあれば憂いなし」で行きたいものである。

私は、出張に出かけると少しでも効率よく、少しでも成果が上がるようにと時間の無駄を極力減らしながら営業活動に励んできた。従って車による移動も当然のこととしてスピードを出すせっかちなものとなっていた。しかし、このようなライフスタイルは高速道路での事故の危険性に直結しており、決してよいものではない。そこで最近は、特に緊急性がない限り高速道路は時速80キロ前後で走行するように改善した。このようにすることで私は、運転で神経をすり減らす必要がなくなり心にゆとりが持てるようになった。ある人が言っていた「高速道路は、高いお金を払って走るのだからスピードを出して走るのは勿体ない」と。

夕刻路地を歩いていたらマネキンにしてはあまりにもリアルすぎるものを見た。そこで近くの人に「あれは何ですか」と尋ねたら「パントマイム」「お金を入れると動き出す」とのこと。早速私はおかれた帽子の中に小銭を入れたが、するとたちまち自動的にスイッチが入ったかのようにパントマイムを演じてくれたのである。その動作たるやただただ「お見事!!」というより他はなし。パントマイムの演技もさることながら、その人の体つきが見事でしかも風貌はデーモン閣下に似ているが、彼自身独特のオーラが漂わせている。私が彼に共感したのは親からもらった体一つで勝負していることである。技術を磨きに磨き極めたものがオーラとして漂わせている。私も裸一貫アイデア勝負をかけているので、お互いに相通じるものがある。しばらくぶりによいものを見せてもらった気がした。