経営・管理

今回の組立ライン省力化を紹介して下さった方から電話があった。「何度も足を運んで仕事にならなかったら無駄骨にならないか心配している」とのこと。たいへん有り難い言葉に感謝申し上げたが「仕事っていうものはこんなものです」と私は即座に答えた。しかし、この世はスピード・タイミング・コミュニケーションなので、もたもたしているといつ何時対応できないとも限らない。その時になって慌てないように早めの決断こそ肝要である。

お客様の中には何度も何度もひっくり返し「決断できない症候群」も少なくない。そのような性向は一事が万事だから、他の場面でも大きなロスタイムを囲っているに違いない。

仕事が一段落したので、日頃なかなかできない案件処理を息子に頼んだ。先ず、外部からの電話を受ける時、肝心の受付担当者のいる場所の電話機が雑音のためよく聞き取れないという問題。今回は遠距離でも十分通話できるように強力な電話機を購入したのだが、十分に機能を発揮していない気がする。そこで、中継器の位置を工夫して受付担当者まで電波が届くようにしたい。もう一つは、終業後二階で仕事している時に一階の電灯が320Wも点灯しておかなければならない問題。これは省エネ型常夜灯60Wクラスの照明器具を使用すれば12W程度の消費電力まで落とせるので長い間にはバカにならない。他にも探せばいろいろあると思うので、一つでも良いから改善改良を推進したいと思っている。

部品組立の自動化省力化の依頼があって、私は全自動組立による無人化工程を提案したが、お客様の考えとしては「少しでも良いから急いで省力化して欲しい」工程があったことは報告したとおりである。私は省力化の方向性が明確なので、その工程で使用している機械器具を借用し詳細設計を完了し、見積手配も終了し、先ほど見積金額が出始めている。それにしても驚いたことは1日1万回以上ハンドプレスで部品を圧入しなければならないため、利き手が腱鞘炎になる恐れがあるばかりか精神的にもかなりの負担なことである。私は最善・最速の方法で仕事を処理し、明日ぐらいには見積書を提出したいと思っている。私は、これらの仕事に従事する人たちが少しでも楽しく仕事ができるように、私は全力を傾注したい。

 

ある商品の自動組立ラインを検討しているが、その中核を為すパーツフィーダーは代理店担当者を呼んで打ち合わせの上、概算金額を尋ねたところ、だいたいの金額を教えてくれたので、私は直ちに見積書を作成しお客様のところに出向いた。ところが帰ってから送信されたファックスを見たら最初の金額の3倍。怒り心頭、私は直ちに取引先にファックスし即刻代替案を出すように指示した。ついでに直交座標ロボットも、これまで使用してきたメーカーに囚われず抜本的に見直すことにした。これはよい機会である。一気に状況を変えられるチャンスがやってきた。

先ほど組立ラインの全自動化の前に「作業のきつい部署の省力化を優先したい」と要望があり、その作業に使用している機械装置を借用してきた。早速私は構想を練り始めたが、構想を練ると言っても最も得意分野なのでいきなり図面を描き始めたところ、たちまち全体像が浮き彫りになった。事のついでということもあり、設計作業を一気に片付け明日は部品の詳細見積手配ができるところまできた。時間のある時に勢いよく仕事をすると、こんなにも進むものかと感心した次第である。もしかすると私は、仕事を楽しみきっているのかも知れない。