安全・安心

海底トンネルでの作業員行方不明事故は海上保安部の調査によれば海底に直径20メートル、深さ3.5メートルの崩落があったことが判明した。今回の工事は海底トンネルとして2回目なので、特に地質調査を行っていなかったとのことであったが、どうやら前回と同様の地質ではなかったようである。それもそのはず、地質というものは大量生産される工業製品とは異なり、ここの地質がこうだったから隣の地質も同じであるとは断言できないので、一つ一つの案件ごとに詳細な事前調査が必要であると言うことを私たちに教えてくれている。やはりここでも「為すべき事を為す」という基本動作が必要だったようである。

今日もいわきは雨模様だったが、福島方面が雪模様でないか心配だった。常磐道から磐越道に入ると道路の両側に除雪した雪が堆く積み上げられていた。遠くの山々は木々の陰でそれほど雪化粧しているようには見えなかったが、田んぼや畑は真っ白に雪化粧。やはり例年よりも雪の量が多いようである。私はお客様との約束の刻限に遅れないように車を走らせたが、車の流れが比較的よかったので10分前に到着することができた。打ち合わせを終えてお客様の会社を後にしたが、往きも気になっていたが復りも高速道路の路面の痛みが気になった。どうやら震災の影響で痛んだ路面が降雪などにより舗装が剥がれてしまったようである。高速走行にはくれぐれも注意を要するようである。

個人用低圧室を検討したいというお客様を訪問し、搬入経路と設置場所の床強度について見分した。あいにく床下点検口は洗濯機の真下だったので、代わりにキッチンの床下収納庫から床下状態を見分したところ、鋼鉄製トラス構造でひじょうに優れた耐力構造であることが判明した。しかし、万全を期すため地盤と鋼鉄製トラストの間にコンクリートブロックと木っ端を挿入し上からの荷重をしっかり支えることを提案した。これは東日本大震災に見られるように、少しでも安全対策を怠りなく施しておきたいという願いからである。

「人生とは、生きることそのもの」と聞いたような聞かなかったような。その出典はともかくとして、生きるということは実に容易ならざるものがある。東日本大震災の仮設住宅で暮らす人々はとりあえず衣食住は確保できたものの生活の糧を得るための労働の場が奪われ、コミュニティが奪われ、警戒区域並びに計画的避難区域で生活していた人々は大切な土地や家財や家畜を捨てて生活しなければならないというもっとも過酷な生活条件を強いられている。彼らにとって放射能所線は当然のことであり、元の生活を完全復元すること以外に納得が得られるものではない。遅々として進まない放射能除染作業は県民の目から見れば単なるパフォーマンスに過ぎない。これだけ優秀な国民なのだから、国は放射能除染でもその真価を発揮し速やかに問題解決することを県民に明示すべきである。

組立工程の部分省力化の見積金額がまとまった。顔を引きつらせながらロボットのように働かなければならない現状を改善するには経営者の判断が不可欠である。この改善では商品寿命という判断基準は全く不要である。何故なら、この仕事を続ける上でこの部分省力化対象となる機器は必要不可欠だからである。