臨戦態勢

私は今回の東日本大震災は、因縁果報という観点から次のように整理している。すなわち大地震は「因」であり発生場所が海底であることも「因」の一つであり、これらはいずれも自然の営みであること。大地震の震源地が海底であったことにより大津波が発生したが、大津波が襲来到達する範囲に多くの人が住んでいたこと「縁」がおびただしい犠牲者「果」を出し、その「報」いとして大きな悲しみが生まれた、と。従って、このような惨事を何度も繰り返さないようにするには「因」あるいは「縁」を断ち切ることがもっとも肝要であるが、「因」である自然の営みは御しがたいので「縁」である人間が生活する場所を高所に移転するか、津波が襲来しても呑み込まれないように垂直移転するかいろいろな対策を講ずることが必要となる。この場合、「因」と「縁」とは逆にして考えても同じことである。今回のような大地震は平安時代にもあったとのこと、さらにチリ津波も経験しているので私たちは歴史に学ぶとともに政府も想定外などと片付けないで適切な防災対策を講じなければならない。今回、東海地震の発生確率が4年以内に70%という予測結果が発表されたので、私たちも日頃から防災訓練を徹底したり非常持ち出しや食料準備など臨戦体制確立が急がれる。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ではなく「備えあれば憂いなし」で行きたいものである。

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