大晦日のテレビ番組ほど退屈なものはない。そんな中でNHK教育テレビは、世界の音楽家たちが日本の東日本大震災の被災者に向けて様々なメッセージを発信していることを伝えていた。その中でも「私たちの心は、つねに皆さんとともにある」という表現が、何故か私の心に響くのである。「皆さんとともにある」ということは同悲であり、耐え難き痛みを分かち合っている、つねに祈っている、あなた方の心に寄り添いたい等々、特別な感情を表したものであり、この感情・心情というものは何にも代え難い力になっている。いま目の前のテレビ画面からは追悼のためのピアノ協奏曲が流れているが、人の情けがこれほど有り難く感じることはない。無償の人間愛こそが人の心の扉を開き、世界に平和をもたらすものと私は信じる。
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