今日は普通なら灯籠流しの日である。鮫川河口付近に会場を設営し、夕刻神仏混淆の儀式を皮切りに灯籠が一斉に点火され、曳き船に曳航されて河川の中に漂う5000個もの灯籠の灯す光は、何ともいえない夏の風物詩になっていた。しかし、今回の東日本大震災で河口付近の地形は大きく変化し、今も続く不気味な余震で行事に参加する人々の安全確保が保証できないため、行事の形態を「精霊送り」という形に変えて実施することになったのである。精霊送りの会場は鮫川河口付近とは真逆のいわき市南の森運動公園の駐車場でまさに高所移転そのものである。会場設営は午前中から始まったようだが、今日は時折激しい雷雨があったのでさぞかし役員の方々もずぶ濡れになりながらの仕事ではなかったかと推察している。この写真は、儀式の後の点火した灯籠であるが、先ほどの雷雨でろうそくもびしょ濡れになったため点火にはかなり手間取ったようである。
私も夕刻に「お盆ふるさとコンサート」と勝手に銘打って、さだまさしの精霊流し、無縁坂や償いなど10数曲を演奏したが、しみじみ思うことは「いまここにある不思議」である。
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