楽に走れること

 今日は遠方から往年のアスリートが来られた。間もなく79歳になられるとのことだが、とても活力に満ち言葉も明瞭な先生である。なんでも福島県内の疾病治療で有名な温泉に入り、魚料理が美味しい小名浜港で昼食を済ませ、それから弊社の低圧室に入りたいとのことだった。先生は午後1時前にいつもの車で現れたが、今日は2回連続して入室したいとのこと。私は、先日から長距離ランナーの走法についてご指導いただいていたので、先生のお話を伺うのがとても楽しみだった。早速、先生と一緒に低圧室に入りお話を伺ったところ、「先日、五輪ゴールドメダリストを育てたかの有名な監督とも話してみたが、やっぱり楽に走れることが基本である。」と仰るのである。この「楽に走れることが基本」という言葉は、いろいろ試行錯誤して辿り着いた含蓄ある言葉に違いないが、私には伝えるべき相手がいるのでどのように伝えたらよいかなかなか難しいものがある。「修行」という言葉は精神論的に聞こえるが、何度も何度も繰り返し練習し修練を積むにつれ「やっぱり、これが合理的なのだ。」と納得できるものがあるように、「楽に走れること」という言葉も最終的な到達点なのかも知れない。人生もこうありたいものである。

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