2010年 3月 26日

 ようやくベトナムから私の名刺が届いた。名刺作成をお願いして実に4ヶ月を要した。理由は私の名前が難しかったようであるが、これも神仏のはからい。この名刺は、戸籍謄本、パスポートのコピー、職務経歴書並びに顔写真を提出して作成したもの。私の所属はベトナムの国営企業INTERSERCOでミッションはChief of Sales Departmentである。
 もう少し具体的にいえば、ベトナム国家が必要としている技術を、ハノイ工科大学卒業者など優秀な人材を日本に派遣し、企業で労働する形で技術を習得させ、ベトナム国家発展のために働いてもらおうというものである。
 何度も報告しているように、ベトナム人は実に勤勉で家族の絆を大切にする国民である。私がいつも滞在するホーチミンのホテルの近くにはマーケットがあるが、そこで働いている女性の顔は「どうしてこんなにきれいなの」といいたくなるくらいきれいなのである。それは単に美人という形容ではなく、心の中を反映した顔立ちすなわち心美人なのである。
 私はベトナム語がまったく分からないのでコミュニケーションのしようがないが、もし英語で会話できるような機会があれば、ぜひその一点を聞いてみたいと念願している。

 昨夜は久しぶりに母が介護施設から帰ってきた。私は出張が多く、家内一人で夜中中面倒を見ることが困難なため、介護施設にショートスティをお願いしている。夕べは私の仕事を手伝っている娘と孫が母と会いたいというので、みんなで出迎えることになった。
 しばらくぶりに見る母は、孫やひ孫と会えたせいか言葉がしっかりしていて、これまでの母とは見違えるように見えた。玄関を入り、仏間で記念撮影。娘や孫たちの優しさに母は涙を流して喜んでくれた。
 それからいつもの薬を飲んでもらいベッドに寝かせたが、そこでも娘と孫が母の手を握り話しかけてくれたので、母はとても喜んでくれた。やがて娘たちが帰り一息ついていると、仏間から母の声が聞こえてきた。どうやらうれしさのあまり興奮して眠れないらしい。そこで私は母を抱きかかえて起こしベッドまで連れて行き寝かせたが、しばらくするとまた同じ物音。先ほど同様にベッドまで抱きかかえて行き寝かし、私は隣の仏間でしばらくの間書き物をしていた。
 しばらくしてから、そっと母の部屋を覗いてみるとすやすや眠りに就いた様子。母に何か美味しそうなものを食べさせたいと家内は近くのスーパーに。私はキッチンで英語の勉強。物音を立てられないが、反面静かな夜でもあった。