2010年 3月 6日

 今日も、いつものように5時半から低圧室リラクゼーションのインストラクターを務めた。お客様は70歳代後半のご夫婦と60歳代と50歳代の男性一人ずつの合計4名。定刻よりもちょっと早めにスタート。待合室で歓談している時に60歳代の男性が先ほどのご夫婦に「もしかして◯◯先生ではありませんか」と声をかけたところ、ご夫婦が「そうです」と応えた。60歳代の男性は小学校中学年の時にその先生に教わったそうで、一瞬にして50数年前にタイムスリップ、話がどんどん盛り上がっていった。
 60歳代の男性は、社会に出てから一度だけ先生に声をかけたことがあるとのこと。何処にお住まいがあって、どんなお人柄だったか脳裏に鮮やかに蘇ったようである。こうなると、次から次へと話題が展開し話が尽きることはない。私も、話の途中で小学校1学年から6学年までの先生の名前を話してみたが、何れの先生のこともはっきりと記憶しており、どのような関係かまで詳しく説明して下さり、私の記憶の遙か彼方にあるジグソーパズルの欠落している部分を明確に補って下さった。
実に有り難いことである。何故なら、人は加齢とともに大人になってからの記憶は忘却の彼方に消え去り、幼い頃の記憶だけが残るそうだが肝心のピースを欠落したまま、或いは、十分に咀嚼しないまま記憶していることも少なくない。だから、このようなご縁で欠落している部分の絵が見られることは、何にもまして有り難く感じられるのである。
この欠落した部分を埋めることによって、新たな力が湧いてくるように感じるのは私だけだろうか。