今日は大学の先生のお陰様で大手企業訪問の機会をいただいた。拙い企画書を作成してはみたものの、何といっても装置がなくてサンプルもない状態なので、最初から説得力不足は如何ともし難かった。
初めに大学の先生から経緯説明があり、続いて私が提案内容を説明することになったが、もともとプロセスがシンプルな上に資料も乏しく、あっという間に説明も終わり質疑応答に入った。
やはり「装置なし、サンプルなし」は説得力皆無に等しかったが、よくよく耳を澄まして聞いていると次の点に集約することができそうである。
① 企画書通りの予算は出せないが、少量サンプル製造のための装置金額を見積れないか
② コスト的には厳しいが、連続式ならメリットも考えられる
③ 企画書の他に混合品としての用途が考えられる
等々であった。
そこで①については実機ベースに拘っていたが、スケールダウンしてミニマムコストでトライすることは十分可能である。実機ベースに拘る理由は、これまでのお客様は「ラボ装置はできたが、本当に実機ベースで能力が保証できるか」という声が少なくなかったので、実機ベースを実現できるよう提案してきたが、今回の場合には実機ベースに近い能力を確認済みなので、サンプルさえ製造できればよいという気楽さがある。
また②については予めコスト試算によって承知していたので同感、反論の余地はないが連続式の道を開けば、メリット追求は十分可能と考えている。
さらに③については、予想外の展開である。私が考えていた以外にも使い道があるようで、これこそが「文殊の知恵」である。
これらのことを総括し一言でいうなら「ここが出発点」という言葉に尽きよう。次回のテーマは「論より証拠」と行きたいところだが、とりあえず考えてみよう。