人生観

 私は1月にフィリピンで新会社を立ち上げた関係上、フィリピン人の人生観についても気になった。先ず定年は何歳か、年金はいくらあるのか、貯金はしているのか等々である。
 友人といろいろ話し合ったが結論が出ないので、現地のスタッフに電話をかけて聞いてみたところ、定年は60歳~65歳くらいで、年金は政府が支給する場合に70%程度、貯金については本人が笑いながら「やっていない」と答えており、また大体の人は貯金などしていないらしい。私の数値は正確ではないが、銀行に勤務している一般サラリーマンで給与が15,000ペソ(日本円で3万円程度)らしいが、年金額は4,000~5,000ペソというので平均的な所得は銀行員よりも低そうである。
 これに対して日本人は、老後の生活不安を無くするため貯蓄には神経を遣っている人が少なくないと思う。このような経済情勢になると財布の紐はますますきつくなり、消費が一段と落ち込みデフレスパイラルは加速するばかり。
 こうしてみるとフィリピン人のように貯金など気にしない生活にも問題あるが、先行きのことばかり気にするあまり「現時点での人生の質まで落としていないか」気になるところである。中庸というのは言うは易く行うは難し、人生観がそのまま浮き彫りになってい気がしてならない。

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