サービス業は祈り行

 宮崎県えびの市にある低圧室リラクゼーションショップは、I社長さんがオーナーである。今回は二度ほどお寄りしたが、今回を含めていつ訪問してもたくさんのお客様で溢れている。その要因を一言でいうならI社長さんの熱意に尽きる。彼はつねに明るく前向きであり、且つ、直向き(ひたむき)である。感性が豊かで直感力に優れ、感じたままに行動できる素晴らしさを備えている。
 だから彼のショップはつねに温かく、深く懐に抱かれているような安堵感がある。かの有名な鉄馬ハーレーダビットソンのレンタルショップを兼ねたショップは一見するとミスマッチのように思えるが、中に入るとその感覚は一瞬にして払拭されてしまう。逆に、妙にマッチしているような感覚さえ覚えてしまうから不思議である。つまり、ハーレーダビットソンという比較的若者から中年男性主体の商品と、低圧室リラクゼーションという中高年女性主体の商品とが妙にマッチしてしまうのである。従って、低圧室目的の中高年女性が鉄馬に感心と理解を示し、共通の話題すら見つけてくれるのである。だから、そこにはもはやバリアーは存在せず、むしろ共感の世界が展開しているように見えるのである。
 お客様が店に入るとオーナーであるI社長さんが間髪入れずに「コーヒーにしますか、お茶にしますか」と声をかける。するとお客様も心得ていてすぐに好みの飲み物をオーダーするという絶妙のタイミング。だから、初めての人でも緊張感が吹き飛んでしまうだろう。
 彼は前述のようにつねに明るく前向きであり、且つ、直向きと形容したがそれ以上なのである。今時の人には珍しい献身的さが彼の最大の特徴なのである。お客様の喜ぶことを躊躇することなく行動できる人である。
 リラクゼーションショップは一種のサービス業であるが、彼の日常は業態分類上のサービス業ではなく真の「サービス行」を意識せずに実行できる人と言った方が適切である。つまりサービスとは英語で言う「祈り」であり、彼はそれを忠実に行ずるから、彼の日常はまさに「祈り行」そのものなのである。
 私はここに一つの形を見た思いがするのである。

トラックバック

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント & トラックバック

コメントはまだありません。

コメントする