最近、近場を走っていて気づいたことは、日中でもウォーキングする人がかなりいるということである。そこでウォーキングしている人の顔を覗いてみると、女性の場合にはさほどでもないが、男性の場合には著しく社会性を失った表情でただ歩いているだけという方が少なくないことに気づく。
大体の女性ウォーカーはグループで楽しんでいるが、男性の場合には一人でウォーキングしている人がかなり多い。サラリーマン時代にはいろんな人との付き合いもあったが、一度リタイヤすると急速に人間関係が希薄になり孤独地獄の陥りやすいのは男性のほうである。
この原因はいまさら説明する必要もないと思うが、根本原因は人間関係技術の欠如である。人に積極的に話しかけ、理解し、共通点を見いだし、新たな人間関係を構築しない限り、孤独地獄への片道切符になってしまう。例え健康目的でウォーキングしたとしても、精神的なものが伴わなければ人間はただの物体に過ぎない。つまり、何のために歩くのか、何のために生きるのかを明確にし、その実現のために最高の意志力を発揮しない限り、顔が収縮し、無表情となり、ついには言葉すら発することができなくなるだろう。
この礎となるのが家庭の有り様であり、定年イコール労働の終わりという概念を根底から捨て去ることである。
ウォーキングに思う
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