脳内麻薬

 現在抱えている膨大な仕事を効率よく迅速処理するため、8月9日に八部門すべての課題をリストアップし、優先順位の高い順から横断的に処理し始めた。
 普通なら膨大な量のリストを見ただけで気が重くなるところだが、今回はまったくプレッシャーを感じないのだ。それどころか、膨大な仕事量にも拘わらず何故か心が落ち着いていて、仕事もひとつひとつ丁寧にこなしている。当然仕事の出来映えもよくなりますます手応えを感じる。また、できあがった仕事がさらに私の背中を後押ししてくれるのである。
 毎朝7時には仕事を始め、夜11時頃まで途切れることなく仕事は続く。外部から依頼された装置や器具の調査と機構立案、設計計算、組立図検討、組立図作成、部品図作成、部品リスト作成、見積調査。営業展開のための資料作成、打合せや書類の発送。特許・実用新案の調査、構想及び請求項の立案、明細書及び図面作成や出願手続。特許庁からの特許・実用新案に関する各種指令対応。外国出願に関する海外弁理士事務所への応答。エンドユーザーサービス及び各種技術的ディスカッション。財務管理やリラクゼーションショップのインストラクター。試作中の各種産業機械装置の材料及び部品手配。どの仕事をやっても、とにかく楽しいのだ。
 20日間ぶっ続けに仕事に集中すると、さすがにあれだけあった仕事も処理し尽くしてしまう。これからは仕事に追われる身ではなく、仕事を追いまくる側である。断然気分は楽だし、モチベーションはさらに頂点へと高まっていく。
 仕事をやっていれば、いつも順調とばかりは行かない。勘違い、思い違い、手違いは付き物であるが、何故か少ない。少ないというよりも皆無といったほうがよい。また、予期せぬ障害に出くわすことだってあるが、その障害も障害とは思えないのである。「よくぞ来てくれました !! いらっしゃいませ !!」といった感じである。
 図面を描けば「えっ、いつの間にこんなに描いてしまったの?」と自分で驚いている。手が勝手に動いて、意識の外で図面ができあがっていくといった感じである。まったく疲れないし、集中力も途切れることはない。
 つまり私は、脳内麻薬モードで仕事をしているようだ。直感力、実務能力あらゆる能力が総動員して仕事に当たってくれている。こんなモードになると、当然体内年齢も思いっきり若返る。
 これは私だけの才能ではなく、誰もが手にすることのできる可能性であろう。できないことも、やらないからできないのである。やらないことを、できないと勘違いしているところに問題がある。最初は大変だろう。それを否定するつもりは毛頭ない。しかし、ちょっとでもやってみると面白いことがわかる。やるからできる。できるから面白い。面白いから止められないのだ。

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